「真夜中にいたずら電話がかかってくる……」
「番号を調べようにも非通知、どうしたらいいの?」
と頭を悩ませている方もいらっしゃると思います。
結論から先に申し上げますと、個人が「逆探知してほしい!」と携帯電話会社に問い合わせても、情報を開示してはもらえません。
しかし、かけてきた人間の位置情報は携帯電話会社がたしかに把握しています。
今回はいたずらの逆探知をしたいときにはどうしたらいいのかをご説明します。
非通知番号は警察で捜査してくれますか
犯人を明るみにしたい!と思っても、個人でやるのは不可能と先ほど申し上げました。
電話会社は個人に向けては、情報公開をしてくれないからです。
しかし、警察が動くとなれば話は別。
警察が捜査する場合は、携帯電話会社もどこからかかってきたかを開示する必要があります。
迷惑電話で緊急を要する場合は、「#9110」に電話しましょう。
度を越えた脅迫電話がかかってくるような場合、「被害者の身に危険が迫っている」と警察が判断すれば、逆探知操作を行ってくれることがあります。
携帯電話での逆探知ってできますか
携帯電話の場合、利用者の位置情報が分かっていないと電話はつながりません。
携帯電話の端末の場合、電話やインターネットを使用するとき以外にも基地局との通信を定期的に行っています。
携帯電話の画面には、電波のマークが出ていますよね。
あれが表示されているということは、自分の位置が交換機側に通知されているということです。
位置情報の通知に失敗していると、「圏外」になります。
携帯電話から「110」や「119」などに電話がかかってきた際、話すことができなくてもオペレーターが位置情報を把握することができます。
個人が「教えてほしい」と言っても、応じてもらえませんが、警察が捜査依頼をしたときには、携帯電話会社が情報を提示することが可能です。
逆探知の136番とは?
NTT東日本では事前の申し込みをしなくとも、利用料金(33円/回)を負担すれば、最後にかかってきた電話の日時と電話番号を音声で教えてもらうことができます。
受話器をあげて「136」に続けて「1」をダイヤルします。
とはいえ、公衆電話からの通話や国際電話、非通知の電話からかかってきたものはお知らせしてもらえません。
このように非通知電話を個人が逆探知することは難しいものの、ほとんどの携帯電話では非通知を拒否する設定ができるので、「迷惑電話で頭がおかしくなりそう!!」という場合は、着信拒否してしまうことをおすすめします。
コメント